システム・料金の見方とトラブル回避術
ガールズバーという非日常の世界。ふらりと立ち寄った店で、思わぬ癒やしの時間を過ごせることもあれば、逆に「えっ、そんなに?」と冷や汗をかく会計に出くわすことも。
初めて訪れるお店では、料金システムがわかりにくく、不安を感じる人も多いはず。今回は、ガールズバーの料金体系や注意点について、男爵の視点でわかりやすくお伝えします。
ガールズバーの基本料金を知っておこう
まずは、基本的な料金体系を押さえましょう。多くのガールズバーでは以下のようなシステムが採用されています。
- チャージ制(セット料金):30分~60分単位で基本料金が設定されており、これにより定額の席料が発生します。
- ドリンクの料金:セット料金内に含まれている飲み物の有無確認が必要、キャストにドリンクを奢るとその分が加算されます。
- 指名料・延長料:特定のキャストを指名したり、時間を延長したりすると追加料金が発生します。(接客業では本来存在しないサービス内容)
たとえば「60分3000円+税・サービス料20%」という表記であれば、実際の会計は3600円程度になることが予想されます。そこにセット料金に含まれないドリンク代がある場合やキャストドリンク、延長分が加算されていく…というのが基本の流れです。
セット料金にはお客さん側のハウスボトル等の飲み放題サービスが含まれている場合が多いですが、ビールは別料金が加算されたりとお店によってサービスが違いますのでよく確認しましょう。
よくある“料金トラブル”の例
ガールズバー初心者の方がよく遭遇するのが、以下のようなトラブルです。
- 料金表がなかったので、何がいくらかわからず不安に
- ドリンクを頼んだつもりがキャストドリンク扱いで高額に
- 延長確認がなく、自動で時間が加算されていた
- お会計の際に思っていたより大幅に金額が高かった
これらは悪質なお店ばかりで起きるわけではなく、システムの説明不足や確認のタイミングがずれてしまった結果として発生するケースも少なくありません。
トラブルを防ぐ3つのポイント
ここで、男爵流・トラブル回避のための心得を3つ紹介します。
①入店時に「料金システムを聞く」ことをためらわない
「料金を聞くのは失礼かな…」と思う必要はありません。むしろ、気持ちよく楽しむために必要なマナーです。
おすすめの聞き方はこんな感じです:
- 「初めてなんですが、だいたいどのくらいの料金になりますか?」
- 「ドリンクや延長など、追加料金のタイミングを教えてください」
丁寧に尋ねれば、スタッフやキャストもきちんと説明してくれるはずです。
②“キャストドリンク”の存在を理解する
ガールズバーの文化で特徴的なのが、キャストにドリンクを奢るという仕組み。これには料金が発生します。たとえば「じゃあ一杯どうぞ」と勧めると、1000円~2000円(場合によってはそれ以上)が加算されることも。
初めての方は「えっ、自分のドリンクより高いの!?」と驚くこともありますが、これはキャストの収入にも直結する仕組みです。無理に奢る必要はなく、頼まれたときにOKするかどうかは自分で選べることを覚えておきましょう。
③延長確認がなければ、自分から確認を
ガールズバーでは、時間制のセット料金が基本。60分なら60分で一区切り…ですが、店によっては自動延長になるところも。
「気づいたら2セット分になっていた…」という事態を防ぐには、残り時間が近づいたときにスタッフに確認してみましょう。
「あと何分くらいですか?」「延長のときは声かけてもらえますか?」と伝えるだけでも、安心感はぐっと増します。
“料金の不安”がなくなると、楽しさが変わる
ガールズバーの楽しさは、「会話」「雰囲気」「距離感」の絶妙なバランスにあります。ところが、料金に不安を感じていると、どうしても心のどこかで構えてしまう。
逆に、仕組みをきちんと理解して、予算の中で楽しめるとわかれば、もっとリラックスして接することができます。
キャストも「この人はシステムを理解してくれているな」と安心しますし、そうしたお客ほど自然体で接してもらえることが多いものです。
男爵からのひと言
お会計で気まずくなるのは、誰にとっても残念なこと。
だからこそ、「聞く」「確認する」「無理をしない」というシンプルな姿勢が、ガールズバーを楽しむうえでとても大切です。
スマートに、誠実に。そしてお互いが気持ちよく過ごせるように。そんな心構えを持てる人こそが、キャストにとっても「また来てほしい」と思えるお客様なのかもしれません。
コメント