また行きたくなる理由がここにあった。
「また来てね」は魔法の言葉か、それとも営業トークか。
ガールズバーに通っていると、そんな“言葉の裏”を深読みしてしまうことがある。
LINEの一言、ちょっとした笑顔、さりげないボディタッチ。そのすべてが「仕事」と「本音」の境界線をぼんやりさせてくる。
だけど、先日ふと立ち寄ったとあるガールズバーで、「これは完全に営業じゃないな」と思わせる接客に出会った。
営業感ゼロ。でも、不思議とまた行きたくなる。
今日はその“魔法”のような体験を、ガールズバー男爵流に綴ってみたい。
営業感ゼロで惹きつける“神接客”の正体
天気の話がきっかけで、心がほどけた
その日は会社帰りでちょっと気持ちが沈んでいた。
大して飲む気もなかったけど、「軽く一杯」のつもりで、ふらっとガールズバーに入った。
店内は落ち着いた照明で、ガヤガヤしすぎず、うるさすぎず。
カウンターに通されると、20代前半くらいのキャストがすっと隣に座った。

こんばんは〜、今日寒かったですよね?
……天気の話。王道のアイスブレイク。
正直、最初は「はいはい営業ね」と思った。
でもその後が違った。

○○駅使ってるんですか?
あそこって風通し良すぎて地獄ですよね〜!
軽く笑いながら自分の通勤話を交えてくる。
こっちが言ってもないのに、勝手に共感してくれてる感じ。
「きょうは、話を“しに”来てるんじゃなくて、ふつうに“会話”してるな」
気がついたら、仕事の愚痴とか、最近ハマってるドラマとか、自然に喋っていた。
「また来てね」じゃない、その一言が刺さる
1時間があっという間に過ぎて、帰ろうとしたとき、彼女はこう言った。
うまい。 正直、ちょっと感動してしまった。
「また来てくださいね」じゃなくて、「続きを楽しみにしてますね!」っていう自然なフレーズ。
これって、無理に引き止めてるわけでもなく、自然に“次”を意識させてくる技術だよな、と。
しかもそれが、まったく“押しつけがましく”ない。
「また来たい」って、心の中で思ってしまった時点で、彼女の勝ちだった。
プロの接客は「営業しない技術」だった
もちろん、彼女の言葉が全部素だったとは限らない。
プロとして、意識的に“そうしている”のかもしれない。
でも、それでもいい。
少なくともその瞬間、俺はお客として扱われたのではなく、“一人の人間”として会話していた感覚があった。
この「営業じゃないように感じさせる技術」って、すごい。
押し売りしない、煽らない、媚びない。
むしろ、淡々と自然に距離を縮めてくる。
たとえるなら、静かな夜風のような接客。
気がついたら、心が軽くなっている。
営業感が強い接客との違いを知ると、良さが際立つ
ガールズバーに通ってると、営業が見え見えの店舗やキャストにも当たる。
- 「次、わたしを呼んでしてくれたら嬉しいなあ」
- 「○○に似ていてカッコいいと思います、LINE交換しましょう!」
- 「ラスト1時間で〇杯目標なんですよ、お願いしちゃダメですか?」
もう、ガールズバーに行きなれているとそういうのはだいたいわかる。
演出と本音のギャップが透けて見えてしまって、逆に萎える。
「自分だけのことしか考えていない」って感じてしまうと、次に行く理由がなくなるんだ。
推したくなるキャストは、営業感と安心感のバランスが神
いま思えば、あの夜に出会ったキャストが特別だったのは、
- 推したくなるけど、重くない
- また会いたいけど、義務じゃない
そんな距離感を保てる人だったからかもしれない。
ガールズバーって、擬似恋愛でも、恋愛ゲームでもない。
だけど、心を許せる相手が一人いるだけで、
その空間の“意味”がまるで違ってくる。
その価値をくれたのは、「営業しない接客」だった。
【まとめ】自然な笑顔に勝る営業トークなし
結局、ガールズバーにおいて一番響くのは、
無理のない自然な接客。
「また来てね」と言われなくても、
「また会いたいな」と思わせてくれる人がいる店舗は、強い。
あの夜のことをふと思い出しながら、今夜もまた、
駅前のあの階段を下りてしまいそうな自分がいる。
次は、彼女の話をもっと聞いてみよう。
たぶん、それが“また行く理由”なんだと思う。

また行きたいと思うお店をみつけるまでは
冒険あるのみじゃ!
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