ガールズバーの雑学コーナー
ガールズバーでよく使用される用語と意味や言葉の使い方を説明します。どんなお店なのかよく知らない人でも用語に詳しくなれる雑学コーナーです。
アフター
アフター(after)は英語で「後」という意味です。
つまり、アフターとは仕事が終わった後でお客さんと食事やカラオケなど一緒に遊びに行くことを指します。食事代やタクシー代などはお客さんが全額支払うのが基本です。
キャストにとっては仕事が終わった後の付き合いですからプライベートな時間をお客さんと過ごすことになります。給与をもらえる仕事としてのメリットは全くありませんので、ご一緒するのは相当ハードルが高いと捉えて間違えありません。キャストは立ち仕事が終わった後で疲れていますから無理な要望は禁物なのですが、期待してしまうお客さんが多くいます。
イベント
クリスマス、ハロウィン、バレンタインなど季節に合わせた催し物やサービス、開店日を祝う企画など販売促進のための企画が該当します。その時期に合わせたコスプレイベントなど様々な設定でお客さんにPRします。
それ以外にもキャストの誕生日を祝うことをイベントとして利用しているお店が多くあり、キャストのファンからのプレゼントや差し入れ、ボトルの注文等でお店を盛り上げます。
オープンラスト
オープン(開店時間)からラスト(閉店時間)までお店にいること。簡単に言えば最初から最後までいらっしゃるキャストやお客さんのことを言います。
ガールズバー
接客をするバーテンダーの全員に女性を採用するドリンクなどを提供するカウンター式の飲食店を示します。営業可能エリヤは限定されますが飲食業であるため、営業許可申請の提出により深夜のアルコール類の提供が容易にできる形態のお店です。風俗店ではないため、接待行為はできません。
キャスト
ガールズバーでは、従業員として働く人をキャストと呼びます。お仕事は接客を行うバーテンダーです。お客さんのドリンクのつくることが仕事であるとともに、カウンター越しにお客さんとの話に参加します。
キャストはドリンクをつくるプロではないため、本物のバーテンダーがいらっしゃるショットBarで提供されるドリンクに関する知識や技量は期待しないのが普通です。キャストは若い女性であることが多く、気軽に話ができる環境をつくることでお客さんに楽しんでもらえる空間を提供します。
源氏名(げんじな)
キャストがお店で働く際に使う名前です。同じ言葉はよくキャバクラでも使います。ガールズバーでは本名のまま働いている人もいますが、名前から個人情報を特定されるリスクがあるため、お店用の名前を使っているケースが多いです。
サービス料
基本料金に上乗せして計上するお店のサービス料金です。ガールズバーではしっかり明記されているのが普通ですが、店頭に表示されている料金がサービス料込の金額かどうかはお店によって違います。サービス料は総額の10%程度が相場です。価格設定の欄に小さく書かれた文字もしっかり読みましょう。
ストレート
リキュールや蒸留酒類、焼酎を氷や水、ソーダ水、茶類などで薄めずにそのままいただく飲み方です。味わいたいウィスキーをゆっくり飲むときに利用される飲み方です。日本酒を割る人も中にはいます。
ロックや水割りという言葉は多く聞きますが、おいしいウィスキーをしっかり味わうためにはストレートの飲み方が合っており、キャストへドリンクに対する意識の高さをアピールできる飲み方です。
セット料金
時間制(40分~60分程度)のお店の設定料金のことを示します。飲み放題の酒や割りものの水(ミネナルウォーター)、氷、お通しがセットになった料金のこと。
焼酎やウィスキー、カクテル、ジュース等、飲み放題に含まれるサービスはお店により異なります。カラオケの歌い放題が含まれる場合もあります。ビールが含まれる飲み放題は割高となっているケースが多いです。セットに含まれない飲み物や、キャストにご馳走するドリンクは別料金です。
Tax
税金のことを示す英語ですが、日本では消費税を示します。ただし、夜のお店では税金とサービス料を合わせて率を設定していることも多いので、パーセンテージはお店で表示されている料金表でしっかり確認しましょう。
体験入店
お店での仕事内容や雰囲気を知る為に体験的に入店して働く期間のことを言います。ガールズバーの仕事に興味がある人が続けて働くことができるかを体験期間を通じて考えます。
初々しいキャストにお客さんは興味津々ですので、体験入店のキャストは人気ものです。ただし、お仕事には慣れていないため、寛大な気持ちでやさしく接してあげましょう。
チェイサー
強いアルコール類を飲んだ後に、薄めたり落ち着かせる口直しとして用意する水を入れたグラスを示します。
ストレートの飲み物を注文したときに何も言わなくともチェイサーを持ってきてくれるガールズバーは、バーとしてもしっかりとしたお店であると言えます。
チェック
お会計、お勘定をすることを言います。
会計したいときは「お会計」「ごちそうさま」と伝えるのでもいいですし、「チェックで!」と伝えればキャストに精算の意思が伝わります。自動延長システムを採用している店舗では、自分から会計の意思を伝えないとお店側から料金を知らせる連絡がありません。
チャージ
お店にいるための席料で、時間制で決まっています。飲み放題制ではこのチャージ料込みの料金になっていると考えればよいと思います。好みのボトルを入れてドリンクを飲む人や飲みたい種類のドリンクを指定したいお客さんはチャージ制を選択できるお店を利用します。
同伴
仕事の前にお客さんと食事やショッピング等などに行き、一緒に入店することです。食事代などはお客さんが全額支払うのが普通です。通常、ガールズバーでは同伴に対してお店への追加料金の支払いは不要です。キャストにバックを設定して奨励するお店もありますが、逆に同伴そのものを禁止しているお店もあります。
ガールズバーは接待業であるキャバクラとは違う飲食店なので、同伴することはキャストの仕事の一部では本来ありません。同伴はあくまでキャスト個人の判断で行われている場合がほとんどです。
バック
キャストへ支払う給与に報酬が上乗せされるシステムのことを言います。直接お客さんがキャストに支払う代金ではなく、お店がキャストに払うボーナスやインセンティブに当たります。キャストは時給制であることが多く働いた時間分の給与をもらえるのですが、本人が頑張ったご褒美としてこれにバック分が加算されて支払われます。
バックのルールはお店で違います。内容としては「ドリンクバック」が主流です。
(例)
・ドリンクバック
・ボトルバック
・客つけ(又はスカウト)バック ※キャスト自身が呼び込んだお客さん
・入店バック(お客さんを連れてきた場合、同伴に近い)
等がありますが、1回あたりのバックはあまり大きな金額ではありません。
ボトルキープ
ボトルで注文した焼酎やウィスキーの残りを、次回の来店までお店で保管してくれるサービスを示します。飲み放題制の料金形態ではなく、チャージ制で飲む場合に利用されます。だいたい、保管してもらえる期間の目安は最後に来店した日から6カ月程度です。
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