ガールズバーのアフター・同伴ってどうなの?
ガールズバーというと、キャストと近い距離で楽しく会話ができる空間。でも、ふと気になるのが「アフター」や「同伴」ってあるの?という疑問。キャバクラではよく耳にする言葉だけど、ガールズバーではどうなのか──。
この記事では、そんな疑問に対して、実際の雰囲気やキャストの本音を交えながら、ガールズバー男爵の目線でじっくり語っていこうと思う。
そもそも「アフター」「同伴」って?
アフターとは、営業終了後にお客さんと食事や飲みに行くこと。同伴は、営業前にお客さんと待ち合わせて一緒に来店することを指す。これらは、キャバクラ業界では売上に直結する重要な営業スタイルとされている。
ではガールズバーはどうか? 答えはシンプルで、表向きにはアフターや同伴を制度として取り入れていない。むしろ、店側が禁止しているケースも多い。これは、ガールズバーが「軽く一杯」「会話を楽しむ」ことを目的としたカジュアルな業態であり、接待が許されない接客業の店舗であることが理由だ。
「ない」のが普通。でも例外もある
とはいえ、まったく無いわけでもない。キャストの中には、仲良くなったお客さんと“たまたま終電が一緒だったから飲んだ”“誕生日だからご飯だけ行った”といった、個人的なアフター経験を語る人もいる。
だがそれはあくまで個人的な判断であり、仕事の延長ではない。お店を通して管理された関係ではないからこそ、逆にリスクも大きい。

「アフター? あるかもしれないけど、仕事終わりにお客さんに付き合うキャストはごく一部ですね。基本はナシ!って思ってたほうがいいです」
こう語るのは、ガールズバーに長年勤めているキャスト。お客とキャストの距離感を守るのが当たり前という認識が、ガールズバーでは一般的だ。
実は存在する「同伴」扱いのサービス
一方で、「同伴制度」は存在しないと言われがちだが、実際には“同伴料金”を設けている店もあったりする。もちろん全店ではないし、あくまで“裏メニュー”的に扱われていることも多い。明確に料金を説明する店もあるが、ほとんどはグレーゾーン。
こうした店では、営業開始前にキャストと待ち合わせて、30分~2時間ほど食事やカフェに行くスタイルが取られている。キャバクラとは違い、売上目当てというよりも、キャストが個人的に「この人となら」と思えた場合のみ行われることが多い。同伴がある場合はキャストにマージンがでる。
キャバクラのように接待を行う業態ではないので、ガールズバーにとって同伴する行為は本来の商売ではない。つまり、ガールズバーの“同伴”は、制度ではなく関係性の延長。特定の信頼を築いたお客さんにだけ特別に許されるような距離感なのだ。
アフターは、同伴よりもっとハードルが高い
アフターは同伴以上にハードルが高い。そもそも営業が終わった深夜帯や早朝で、キャストは疲れているし、プライベートの時間を確保したいという思いが強い。
だからこそ、アフターが成立するのは、キャストから信頼されきっているごく一部の常連客のみ。しかも、それが頻繁にあるわけではない。
一度成立したとしても、それを当然のように繰り返そうとすると、一気に関係性が冷めることもある。まさに「奇跡のような1回」に過ぎない。
アフターを求めるとどう見られる?
キャストにとって、アフターに誘われることは必ずしも嬉しいわけではない。むしろ「この人、勘違いしてるな」と距離を取られることも。
本音として多いのは、
- 「まだ親しくもないのにアフター誘うのはどういう神経なの?」
- 「一度応じたら何度も求められそうで怖いな」
- 「お店の外で会うとトラブルになるリスクもあるから行きたくない」
つまり、誘う側に悪気がなくても、キャストは一線を守りたいので判断が慎重なのだ。
“求めない”姿勢が好かれる
不思議なことにアフターや同伴を求めないお客の方が、結果的に信頼されやすい。
「お店で話せるだけで楽しい」「無理に距離を詰めようとしない」そんなスタンスの人は、キャストにとって安心できる存在だ。だからこそ心を開くキャストもいる。
逆に、「アフターは?」「連絡先教えてよ」といった圧を感じると、一気に警戒される。
本当に嬉しかった“アフターじゃない言葉”
あるキャストが言っていた。

今日は話せて楽しかった!また来るね! って言ってくれるのが一番嬉しい。見返りを求めてこない余裕があるお客様が信頼できますね。
アフターや同伴よりも、お店での数時間を丁寧に楽しんでくれる人が、本当の意味でキャストに好かれる。
最後に:節度ある楽しみ方こそが一番の近道
ガールズバーに通う魅力は、気軽な会話と、ふとした瞬間に見えるキャストの笑顔。その関係性を濃くしようとするあまり、「アフターや同伴の約束をとり付けよう」「店外で会いたい」と考えてその目的達成のためだけにお店に通うのは少し違うかもしれない。
もし本当に信頼されたいなら、“求めすぎない”。
それが、キャストの心に一番響く。
そして、アフターや同伴がたまに成立したとしたら、それはちょっとしたご褒美なんかじゃない。
信頼の延長にたまたま起きた、奇跡のような時間なのだ!
だからこそ、ガールズバー男爵としてはこう伝えたい。

アフターや同伴をあからさまに狙うな、会話を楽しめ!
それが一番スマートで、ガールズバーで一番モテる楽しみ方だ。
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