ドリンクの頼み方・飲み方のスマートなマナー
ガールズバーに通いはじめると、必ずといっていいほど直面する疑問がある。
「ドリンク、いっしょに頼んでもいいですか?」
この言葉をキャストから言われたとき、あなたはどう反応するだろうか。
慣れていないと「え?これってどうするのが正解なんだ?」と迷ってしまう人は少なくない。
今回のテーマは、ガールズバーにおける“ドリンクの頼み方・頼まれ方のマナー”。
お互いが気持ちよく過ごすために、どこに気を配ればいいのか、実体験とキャストの本音を交えてお届けする。
「一杯いいですか?」は営業トーク?
まず最初に押さえておきたいのは、ドリンクをねだられること=悪いことではない、ということ。
ガールズバーでは、キャストがドリンクをいただくことでお店に利益が入り、キャストにもインセンティブが発生する。それが“営業”と分かっていても、断るのが申し訳なかったり、逆に「乗せられている」と感じて警戒したり、反応は人それぞれだ。
だが、あるキャストはこう語る。
「無理に注文させたいわけじゃないんです。会話が楽しくて、雰囲気を崩したくないから“一杯いいですか?”って聞くんですよ」
つまり、「一緒に楽しみたいから、間をつなぐ一杯」だったりするわけだ。
ここにあるのは、お互いに場を気持ちよく過ごすための“配慮”なのだ。
スマートな頼み方・受け方
では、実際にどのように応じたり断ったりすれば、スマートなのか?
- OKする場合:「じゃあ1杯どうぞ」「何が飲みたい?」「乾杯しよっか」
- 断る場合:「今日はちょっと控えめで行こうかな」「また次回頼むね」
ポイントは、軽やかに・笑顔で伝えること。
断るにしても、空気を壊さず、誠実な感じが伝わればOK。無言でスルーしたり、露骨に嫌な顔をしたりすると、場が一気に冷えてしまう。
自分から頼むと好印象?
意外かもしれないが、自分から「飲む?」と声をかけるお客さんは、好印象を持たれやすい。
あるキャストの声:
「“無理に頼ませたくないけど、楽しんでほしい”ってスタンスのお客さんが一番ありがたいです。飲みたそうなタイミングで“何か飲む?”って言ってくれると、安心して接客できるんですよ」
たとえば、場が盛り上がっているときに「そろそろ喉渇いた?」「1杯どう?」などと気遣うことで、自然と“良客”の印象を持たれる。
注意したいNG行動
反対に、キャストに「うーん…」と思われる行動もある。たとえば:
- 「高いんでしょ?」とあからさまに詰問する
- 「飲みたかったら自分で頼めば?」とつっけんどんに返す
- 何も聞こえなかったふりをしたりスルーする
これらは「気まずさ」「申し訳なさ」キャスト側にを感じさせてしまい、結果として心の距離が遠のいてしまう。
料金が気になるなら事前にシステムを確認しておくのがベストだ。
飲み方にも“スマートさ”が出る
ドリンクを頼む側だけでなく、自分が飲むときの姿勢も見られている。
- 楽しくても節度を保つ:テンションが上がっても、声が大きくなりすぎたり、絡んだりしない。
- お店やキャストに感謝を忘れない:「一緒に飲んでくれてありがとう」のひと言が印象を変える。
- ペース配分に気をつける:泥酔すると帰り際が大変だし、次回以降敬遠されがち。
楽しく飲むことは大切だが、それ以上に「気持ちよく飲む姿」が、キャストに安心感を与える。
まとめ:気配りが“飲み方”に出る
ガールズバーでのドリンクのやりとりは、ただの“オーダー”ではなく、その場の空気づくりの一部だ。
押しつけず、誘いを断られてもにっこり笑い、たまにはこちらから気遣って声をかける。
そのちょっとした行動の積み重ねが、「また来てほしい」と思われるかどうかを分ける。
ドリンクは、相手との信頼を築くチャンスでもある。
スマートにふるまって、あなたも“また会いたくなるお客”の仲間入りを果たしてほしい。
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